Nigel Cabourn×Red WingのDR.MUNSON BOOTS。 このブーツの第一の特徴はシューラストで、1960年代後半を最後に レッド・ウィングには使用されていなかったマンソンラストが使用されているのです。 マンソンラストの最大の特徴は、足の指先の並びに沿うように造られたつま先部の形状にあり、 つま先部の中心から親指にかけて大きく膨らむように造られており、足先を強く締め付けることがありません。 外反母趾やハンマートゥといった、靴が足に正しくフィットしていないことが原因となる病気が起こりにくい形状。 またマンソンラストは、デッドスペースを無くすべく、つま先の長さを最大限短くすることで、 ソールや中底、アッパーレザー等の余分な浪費を防ぎ、靴を軽量化することも考慮されています。 アッパーレザーには、ナイジェルが所有する英国軍のビンテージブーツに最も近いレザーを、 レッドウィング社の子会社のタンナーに製造してもらった、防水性、耐久性の高いラフアウトレザーを使用。 ブーツのライニングには英国伝統の、アーミーグリーンのハリスツィードが施されています。 ブラックフェイス種羊毛の持つ性質と、ケンプの持つ特殊性の相乗効果により対摩擦強度が飛躍的にアップし、 ファブリックそのものの剛性を確保し、ピリングの発生とそれに伴う繊維の脱落を防止します。 ミッドソールにはフルベジタブルタンドレザーを使用し、レッドウィング・オリジナルの ケミガムコルクソールと組み合わせて使用することで、アウトソールを二重にした頑丈な造りとなっています。 事の発端はナイジェルが第一次世界大戦当時の英国軍のビンテージコンバットブーツを見つけた事...。 各々の分野は多少違っても共通点は多く、相互へのリスペクトを持っています。 Red WingとNigel Cabournという二つのブランドだからこそ作り上げることの出来た奇跡の一足。